ミシュラン三ツ星レストランーAKELARE(アケラレ)

世界一美食の街、サン・セバスチャン。
人口18万人の街でありながら、サンセバスチャンには、ミシュランの三ツ星を獲得したレストランが3店舗あります。
そのうちの1店舗、レストラン「AKELARE(アケラレ)」にちょっと背伸びして訪問。
スペイン語のみですが、HPからオンラインで予約ができます。
今回は、訪問1ヶ月前に予約。
どうせならと、コメント欄に、Por favor dame una ventanaと書いて窓際希望をアピール。
ドノスティアのビーチからタクシーで約10分。(片道8.5ユーロでした)
静かな山の上に堂々とした出で立ち。
ホテルも併設されていました。
サンセバスチャンは、料理界に革命を起こした街。
古き時代は、いつか自分の店を持つことを夢見た料理人たちは、
オーナーの料理や技術を見て覚える”修行”しか選ぶ道がなかったのに対し、
ドノスティアのシェフたちは、自らの技術をオープンソース化し、
全てを開示することで、ドノスティア料理の新たな境地を見出し、未来の料理人の育成に力を注いでいます。
そんなドノスティア地方のキーマンとなるシェフの中に、
このAKELAREのオーナーシェフPedro Subijana(ペドロスビハナ)”もいます。
事前に調べた情報によると、このレストランの一角には、
料理研究室があり、厨房で調理するシェフたちと、メニュー開発を行う研究員は、
まったく別で働いているとのこと。(今回の訪問では覗けず…)
13時の予約で、15分前に到着すると、
お店はオープンしていなかったため、エントランスでしばし待つことに。
エントランスも落ち着いた雰囲気。
いよいよ、案内され、希望通りの窓際に。嬉しい!
窓から見える海も絶景です。
メニューは3種類あり、一番人気は右のコース”CLASSICS OF AKELARE”をチョイス。
接客は、思ったほど固くなく、カジュアルな感じで、
食事中は音を立てちゃいけない、正装で、などの高級レストランマナーはそこまで気にしなくても、
皆さんわいわいワイン片手に食事を楽しむカジュアルレストランな感じでした。
料理はさすがミシュラン三ツ星、
見た目、食感、味、全てが期待を裏切っていく!
↓ コースの全て
3種類の味が違うラスクとオリジナルバター
見た目もかわいいアミューズたち。見た目と味は全く違う。
Fresh White Beans Warm Salad and a Touch of its “Sacramentos”
Garden Vegetables and Lobster Salad
私はこちらがとても気に入りました。
Pasta Carpaccio, Piquillo and iberic with Parmesan shrooms
パスタには見えない!
Rice with Snails and Periwinkles in Tomato and Basil film
おこわのような和食っぽい味。
Sauteed Fresh Fole Gras with “Salt Flakes and Grain Pepper”
「ブラックペッパーじゃないから安心して」とユーモア交えた説明もありました。
Whole-Grain Red Mullet with Sause “Fusili”
周りは、それぞれ違う味のゼリー。
Carved Beef, Tendon and lacquered skin, “Potatos and Peppers”
※メインの肉料理は選択
Roasted Pigeon with a Touch of Mole and Cocoa
※メインの肉料理は選択
Gin & Tonic on a plate
“Xaxu” and Coconut Iced Mousse
かなりのボリュームで驚きましたが、口に入れると瞬時に溶ける不思議な食感。
今回のコースは230ユーロ(料理のみ、ドリンクは別)。
この後、カフェ(5ユーロくらい)をいただき、お腹一杯、
初のミシュラン三ツ星を堪能!さすがでございます!!!!
視覚や食感への刺激も多いのに加えて料理は数が多くかなりボリュームがあるので、
量が心配な方は、違うコースを選んだほうがよいと思います。
帰り際に、オーナーPedro Subijanaにもお会いでき!!
写真をお願いすると快く撮影に応じてくださいました。
素敵な笑顔。
日本から来たことを伝えると、「ARIGATOU」と答えながら握手してくださいました。
なんとお優しい!素敵なシェフ!
背伸びしてでも行ってみてよかった。
AKERALE
https://goo.gl/maps/ToozC3bnWex